建設コンサルタントの転職活動で、待てない人は失敗しやすい

私は、建設コンサルタントの人と関わる機会が多くありますが、転職活動時に待てないで失敗しているケースは多く見ています。  

私は、転職希望者に、これからのキャリアプラン(人生戦略)を明確にしてから紹介候補を挙げていくようしています。そのため、多少時間がかかることもあります。  

ところが、いったん現在の会社を辞めようと決心してしまうと、次の就職先を決まっていないことに対して、不安や焦りがとても大きくなるようです。  

大体、一社目で不採用になったりすると、悲観的になり、冷静さを失ってあちこちの会社に応募したり、いくつも紹介業者に登録したり、知人に頼ったり、一日も早く内定を貰おうとする方がいます。その結果、ブラック系の会社や低い条件、希望とは違う専門分野で転職を決めてしまうケースもあります。  

転職活動に慣れていないと、面談等で一度不採用になると本当に悲観的になってしまうものですが、転職活動において一社落ちる位は、全然大したことはありません。  

人材紹介業者によっては、ブラック系で人の出入りが激しく、いつも積極的に採用募集している会社に紹介ばかり紹介してくる会社もあります。そのような会社に就職を決めてしまうことが、本人にとってそれがベストな選択では無いと思います。優良企業は、それほど積極的には募集していないものです。

私としては、本人のキャリアプランに沿って、ある程度、時間をかけて、何社か落ちること覚悟の上で、優良企業に何社かチャレンジしていく方が、後々の後悔が少ないと思っているのですが、転職活動のほんの1~2カ月が待てない人が多いのが実際です。  

以上を踏まえて、転職を検討している人への、アドバイスは以下の通りです。

「転職というのは、一生の大事なので、焦りは禁物。キャリアプラン(人生戦略)を明確にしてから転職先を決めましょう。」

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