他の建設コンサルタントに転職後、むやみに知人を自分の会社に誘うべきではない

建設コンサルタント業界で転職後に、転職先に完全になじむまでは3年くらいかかります。会社が変われば、仕事のやり方や、組織文化といったものが変わります。ましてや周りに親しい人がいない状況になります。
そこで、心細い思いをしたり、前会社のような実力が発揮できずに悔しい思いをすることもあります。

 転職経験がある人は、転職先になじむまでの期間というは、たいして辛いこともなく、却って新鮮で楽します。30代以下の世代も早くなじみやすいです。

 40代以上の人で初めての転職の場合に、不安やくやしさに対抗するため、すぐに前会社の部下や後輩を誘ってしまいたくなります。
転職先で心細いのは解りますが、転職後に前会社の人材を引き抜くことは、これまでお世話になった会社に対して、例え恨みを持っていても、やるべきではないと思います。

 また、自分がまだなじんでもいない会社に無責任に後輩を誘うようなことは、本当に後輩のことを考えているとは言えないと思います。
転職してみたものの、思ったような会社ではなかったと恨まれる可能性あります。

知っている事例では、次々に元部下等を引き抜いて、元○○社のグループを作っていることがあります。
積極的に中途採用をしている会社などは、元○○社、元△△社など複数のグループがあり、派閥闘争を繰り広げている会社もあります。
人間は政治の生き物とはよくいったものです。

また、部下等を誘って、何人も入社させておいて、誘った本人が派閥闘争に敗れて退職してしまうケースもあり、その後、残った人たちは、居心地が悪い思いをしていると思います。

 転職したら多少の悔しい思いをしても、肩の力を抜いて、気長に、新しい会社になじむ努力をしながら、普通に仕事をしていればよいのです。
ちゃんと実力のある人なら、3年もすればしっかり貢献して、周りも実力を認めてくれるようになります。
もし、3年たっても認めてくれない陰湿な会社であれば、また転職すればよいのです。
それもよい人生経験になるのです。

 大抵の場合は、新しい会社での再出発は、新鮮で楽しい経験でもあるのです。

 せっかく転職するなら、過程を楽しみましょう。

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