転職活動は会社に秘密にしておいた方がよい
転職するか悩んだり、検討したりするときの失敗事例としてよくあるのが、転職活動をしていることが会社に漏れてしまい、思わぬトラブルに見舞われることです。
具体的に説明すると、転職活動が社内に漏れる原因のほとんどが社内の人に相談することにあります。転職を検討している人は、現状に対する不満や悩みを抱えており、つい同僚や、信頼している先輩などに、漏らしてしまうことがあります。
そして、人の口には戸は立てられないとはよく言ったもので、そうした噂が尾ひれがついて広まってしまうのです。
その結果、所属部署の上司にしてみれば、部下が辞めることは、自分が否定されているようで面白くないでしょうし、実際に、評価もマイナスになるため、上司との関係が悪化してしまうことがあります。
また、会社内で評価が高い人は、転職の検討段階において強い引き留めや条件改善を提案されると、転職はあきらめてしまいます。しかし、不本意ながら社内に残っても、周囲からは退職をちらつかせて条件改善したようにしか見えず、こうした行為は同僚からかなり不評を招くことになります。
その結果、会社に残っても居心地の悪いものになるでしょう。
また、転職すべき時期を逃してしまい、本人のキャリアや人生プランが崩れることも考えられます。
こうした無用のトラブルを避けるために、転職活動や検討をしているときは、社内にバレないようにすべきです。親しい同僚にも話さず、会社のメールで外部と転職相談などをやり取りすることも避けましょう。
そして、辞めると決断した時に、初めて会社に伝え、その後、引き留め等の条件交渉をせずにきっちり辞めることが、後にトラブルを抱えないコツだと思います。