RCCMを複数科目持つと建設コンサルタントの転職に有利
RCCMというのは、建設コンサルタント技術者のための資格であり、必要とされる経験年数も10年!(大卒の場合)となり、この資格を持っていれば長年の実務経験を保証するような資格です。
建設コンサルタントの資格というと、技術士が最高峰であり、建設コンサルタントの社内でRCCMはあまり評価されない場合があります。
例えば、月々の資格手当では技術士は3万、RCCMは1万円という感じです。
そこで、技術士は諦めている人で、RCCMをいくつも取得する人がいます。
RCCMの5科目くらいは取得している人もいて、コレクターみたいです。
それで資格手当が1×5個で5万/月になる会社もあります。馬鹿にできない金額です。
ところが、実際の転職市場においては、RCCMの評価は決して低くありません。
求人企業が必要としている人材は、実務をやってくれる人であり、手が動かない人の需要は少ないです。
特に、大きな会社では社内は技術士だらけですので、「技術士がなくてもよいから、とにかく実務をやってくれる人が欲しい」という話がよくあります。
また、最近は、RCCMはかなりの業務まで管理・照査技術者となることも可能で、また部門登録可能な発注機関もあり、中小コンサルタントにおいてもRCCMのニーズはかなりあります。
そのため建設コンサルタントがRCCMを取得しておけば転職にはかなり有利であり、当社にご紹介させていただければ、ハローワークの求人よりはだいぶ良い条件でご紹介可能です。
さて、RCCMを複数科目持った場合ですが、例えばRCCM(道路、構造、土基礎)と取得して、経験があり、道路に関わる設計・検討が一式なんでもできるという人は、かなり評価が高いです。
中には、RCCM(河川、下水、道路、構造、都市計画、農業土木)と取得している人もいて何がご専門なのかよくわからなくなりそうですが、地場中小コンサルにいて、広く浅くなんてもやってきた人で、小さな業務なら、大体なんでもできる人もいて、ある意味、スーパーマンなのかもしれません。
こういう人は、大手コンサルで専門特化で狭く深く、技術士も持っている人より評価が高かったりします。
地場のコンサルタントでは、若手はいるが、ベテランの少ない会社もあり、こういう人は、若手のよい目標になります。
このような広く浅く対応力を極めるという人生戦略も悪くないと思います。
RCCMで転職をお考えの人、是非、当社をご利用ください。
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