建設コンサルタントの面談で不採用になる人の特徴

 経歴、実績、保有資格等も十分であり、書類審査段階では企業側の採用意欲が高いにも関わらず、面談で不採用になってしまうケースがあります。
面談で不採用になる人の特徴について挙げてみたいと思います。

・貢献意欲が低い、何事も否定的な人

面談前の当社(私)と話しているとき常に不機嫌で、職務に関して反応が否定的な人がいます。なんとなく、嫌な感じがしています。
やはり面談において、企業側からの質問において、否定的な反応を見せてしまいます。
何事にも否定的で貢献意欲が感じられない人は、企業側の採用意欲はガクッと落ちます。

・情報の小出し、条件の上乗せ要求

 面談の場で突然、これまで聞いていない情報や、条件の要求を始め出す人がいます。
当社(私)のことを「業者のくせに」と侮っていて、情報を伝えず、低めの希望条件を出しておいて、面談に持ち込んで直接交渉でなんとでもできると思っている人がいます。
まず、相手にyesと言わせて、条件交渉するのは一つのテクニックなのかもしれませんが、これは大企業が下請け業者、あるいは上司が部下を相手にするような、自分の立場が上の場合に通用する方法で、ごり押しといってもよく、相手に恨まれます。

 これまでの人生でこのやり方で成功体験があるのかもしれませんが、採用面談においては、企業側の不信が高まり、大体、破談になります。

・転職の可否と関連の低いことにこだわる

 財形貯蓄がどうとか、福利厚生制度について、突然、細かい質問を始める人がいます。
「御社の社風は~」などと、採用側に答えようのない質問をする人もいます。
一回くらいならよいのですが、こういう質問が続くと、「そこは、転職の可否の判断に必要?」と、採用側の心の声が聞こえて来そうな微妙な間が広がります。
建設コンサルタント業務を進める上で、物事の重要度や優先度を見極める能力がとても重要になります。筋の悪い人は、重要度の低いことを延々と詳細に検討したりします。
意図不明の質問を繰り返す人は、業務能力に?疑問符がついてしまいます。

・聞かれたことを答えない、話が長い

 企業側からの質問に対して、全然関係ない事を延々としゃべって、答えになっていない人がいます。
聞かれたことにシンプルに答えられない人は、思考能力やコミュニケーション面で不安になり、評価が下がります。

 また、現勤務先の悪口を延々としゃべってしまう人がいます。
不満が鬱積しているのは分かりますが、採用企業側からすると、もし次に退職した場合も、悪口を言って廻るかもしれないと考えます。
自慢話が始まってしまう人もいますし、面談に来ている会社を見下すような発言をしてしまう人がいます。こうしたことも印象を悪くしてしまうでしょう。

 当社(私)の場合、他の人材紹介業者と違い、面談に立ち会うことも多いのですが
建設コンサルタントの中途採用時面談は、書類等により履歴や実績、資格等を確認した上で、本当にその業務をやってきたのか、業務を任せることができるのか確認することが目的になります。
また、ご紹介者と採用企業側の双方が希望する職務等が一致し、お互いに利益になる長期的な関係を築いていけるか確認します。その点を重視し、当社の場合、無理に入社を進めることはありません。

 面談の流れですが、最初は、経歴等の確認や質問、業界特有の話等により、受け答えを確認し、その後、割とざっくばらんとした話になることが多いです。
普通に、普段仕事で、客先と打ち合わせでしゃべるようなコミュニケーションができれば、大体問題はないです。

 しかし、どれほど取り繕っても、やはり「地」は出てしまいます。
大体は、面談の終わりの方で、先に挙げたようなことが起こります。

 入社された後に、そのような問題を生じて、ご紹介者や、企業側にご不満を持たれるよりは、そうした事態を回避できたということで、これは仕方がないと思っています。

 いろいろ書いて来ましたが、誠実に仕事をしてきた人であれば、面談は心配しなくても大丈夫です。
転職の際は、当社にお任せいただければ、幸いです。

下記の記事もご参照下さい。

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